こんにちは!トリマーの「みのん」です。
今回は犬の爪切りのやり方についてのお話しです。「自分でやるのは怖い」
「血が出たらどうしよう」と思う飼い主様向けへのアドバイスになります。

初めて爪切りするのは不安ですが、わかりやすく解説するので安心して下さいね。
爪切りに必要な道具
- 爪切り(ギロチンタイプ)(やすりがセットで付いていることが多いが使いづらい)
- つめやすり(100円ショップのネイルコーナーにあるやつが超オススメ!)
- ニッパー(巻き爪ではない場合必要ありません。これも100円ショップので十分です)
- クイックストップ(止血剤.万が一出血した時の必須アイテムです)



道具は色々なタイプの物があるので、どれを選んでいいかわからない人の為に私のおすすめを紹介しますね。


爪切り
爪切りはこのタイプが一番良いです(ギロチンタイプ)。プロも愛用しています。大型犬用ですと見た目は同じですが、爪を入れる所の穴が大きく作られています。
爪やすり
爪切りにセットで付いてくるヤスリは本当に使いづらいのでおすすめしません。(小さいんですよね…)100円ショップで十分です!ネイルコーナーにありますので探してみて下さいね!
ニッパー
「巻き爪」の時に使用します。パットに爪がついてしまって、爪切りが入らない時に使います。
こちらも100円ショップでOKです。今回は通常の爪切りの話しになるので、巻き爪の爪切りの仕方はまた別でお話ししますね。
クイックストップ(止血剤)
万が一出血してしまった時に使用します。難点はちょっと高いんです。このような粉末タイプなのですが、使う量はかなり少ないのでそうそう使いきれません。犬友がいたらシェア出来るとベストです。
爪切りをする時のわんちゃんの抑え方(動いてしまう子)
家族の誰かが抑えてくれるなら良いのですが、動いてしまう子を一人で爪切りをする時に「抑え方」は重要です。正しい保定だと作業もスムーズに進みますので是非覚えましょう。



大人しいわんちゃんは寝てるときやおやつで簡単に切らせてくれたりしますが、動いちやったりする子はこのおさえ方がおすすめです。


A・・・犬の肩辺りから胴を自分の肘、腕でおさえる。(上半身の動きがとれなくなる)
B・・・足を持ち上げる(足を上げる高さや角度に注意する。犬の体に対して平行が抵抗なくやりやすい)
C・・・爪切りを使用(なるべく自分がかがむようにする。足を自分の目線にもっていこうとすると
足が上に上がりすぎてしまう事があるので意識して注意する。
普段からスキンシップをして爪切りに慣らせよう
爪切りに慣らせるコツは足を触らせるのに慣れさせておくのがベスト。爪切りを足先にちょっとだけあててみたり
それに慣れたら1本だけ切った後におやつをあげてその日は終了。次の日にはまた1本だけ切るというようにします。
徐々に慣れていくとわんちゃんも嫌がらずきらせてくれたりします。1日1本でも全部切るのに1か月かかりません。
焦らずゆっくり慣らせていきましょう。
爪切りの仕方
下の図のように切っていきます。血管ギリギリまで切るとよく言いますが、自分で切る場合は出血してしまう事
を考え血管より少し手前で切ります。ヤスリでも削れるので、その方が安心です。





もし血が出てしまったら慌てず指で強めに抑えて圧迫します。そのあとで「クイックストップ」を付けます。すぐに出血は止まりますよ。
まとめ&注意事項
- 爪切りの道具を用意する(ヤスリ・ニッパーは100円ショップでOK)
- 爪切りも慣れさせるコツがあります。普段から足をさわられる事に慣れさせましょう。爪も一度に全部ではなく1日1本でもOK。嫌がらなくなってきたら徐々に本数を増やしてみるのもおすすめです。
- 犬が動いてしまう場合の保定(抑え方)は正しく行わないと暴れたり、爪切りの失敗につながります。しっかりマスターしよう!
- 爪切りの切る長さに注意!血管ギリギリは難しいので無理せず、ヤスリを使って調整しましょう。万が一出血してしまったらまずは圧迫止血をしてクイックストップを付けて止血しましょう。
- 出血しても軽度であればお散歩は可能ですが、ガツガツ歩くタイプの子は柔らかい芝生や土の上を歩かせる方が再出血の心配は低いです。



今回は爪切りの仕方について書かせていただきました。なるべく重要点にしぼって解説しましたので(イラストが微妙ですが・・)
是非トライしてみて下さいね!
ここまで読んでいただいてありがとうございました~