トリミングサロンで送迎をしている所は結構あります。お客様が直接トリミングサロンに来てカット内容を聞くとイメージがつかみやすいのですが、送迎先でカット内容を聞く場合は注意すべき事がいくつかあります。
先日新人トリマーが送迎先でカット内容を聞きた時に、きちんと把握できずクレームが出てしまった事がありました。このような時に今後するべき対策をまとめましたので参考にしてみて下さい。
実際のクレーム内容
- お客様のオーダー{犬ポメラニアン}:シャンプーコースで胸をほんの少しすいて欲しい。他、足回りのムダ毛のカット
- 新人トリマーの解釈:胸すっきりカット、足回りムダ毛カット、その他はお任せでカットする。
上のような内容でした。後日談になりますが、ほぼシャンプーコースでよかったとの事です。胸をすっきり切ってしまった事と、耳を軽く形をつけて切ってしまったしまったので、全然トリミング内容が違います。
ポメラニアンは1度カットすると毛質が変わったり、カットした部分がきれいに伸びなかったりします。その事で大変お叱りを受けました。それはそうですよね…
今後このような事がないように対策をしていかなければいけません。
クレームにつながったお店側の決定的なミス
- 新人トリマーに送迎を任せてしまった
- 先輩トリマーのアドバイスが足りなかった
新人トリマーに任せてしまったのは完全にお店側のミスです。カットの形などはある程度出来るようになっても、それはすぐ近くで先輩トリマーが補佐しているからです。頭数もまだまだこなしていない状態で、お客様とのヒアリングだけでカット内容がくみ取れるか?というのは難しいと思います。
と言うのもカットのオーダーはわりと抽象的な事が多いからです。「前よりちょっと短く」「全体的に整えて欲しい」「足の感じはこんなふうにして欲しい」など、慣れていないとイメージをつかむのがむずかしいのです。新人トリマーですと、言われたオーダーに質問もどう返してよいかも分からないのです。

結果、お客様のして欲しかったトリミング内容と、実際に実際にしたしたトリミング内容と大きく違ったカットになってしまいクレームへつながります。
トリミング送迎で新人トリマーがするべき対策
- お客様のトリミング内容をメモをする
- 常連さんなら、今までのカット内容を把握しておく
- 質問に答えられない場合は折り返しご連絡する事を伝える
- お客様がでかけてしまう場合などは、すぐにお店に連絡をし、先輩トリマーに伝えてお客様に電話対応をしてもらう



新人トリマーに実践してほしい内容になります。次に具体的に説明をしていますので読んでみてくださいね。


お客様のトリミング内容をメモする
新人トリマーの場合「なんとなく」しか理解できていない事の方が多いです。この「なんとなく」理解した状態で実際にカットは怖くてできません。お店に戻っても他のトリマーにしっかり伝えられないでしょう
お客様の希望するトリミング内容をこまかくメモをすることで、他のトリマーにも伝えやすくなりますし、メモをとっていく事で自分の中でも整理ができます。そのうちに慣れてくると「なんとなく」が「理解」に変わってきます。私も新人の頃にそのようにしていました。「理解」に変わるとメモする事がだんだん少なくなってきます。メモをしたオーダー通りにトリミングをしていく事で、更に自分の中にインプットされます。
同じ内容を言われても、お客様によって微妙に違いがあるのですが、それについても同じで、オーダー事にトリミングをしていく事で確実に自分の中にインプットされます。慣れるまではメモをとるクセをつけましょう。
常連さんの場合今までのカットを全部チェックしてから送迎に出る
頭でおぼえられればベストですが、カルテを持って行っても良いですし、スマホで写真を撮っていくのも良い方法です。常連さんの場合はほとんどが「いつもと同じで」と言ってきます。この時にお客様のカルテがすぐに見れるのはとても安心ですし、話もスムーズに進みます。
ですが、ここでさらに意識してほしいのが、「いつもと同じですねわかりました!」ではなく、コース内容や、カット内容を確認もこめてくり返し伝える事です。



たまにあるのですが、いつもと同じでも、「耳の長さはもう少し短くして」など部分的にスタイルを変えたいというオーダーです。そういうとりこぼしミスをなくす為にも繰り返しの確認はするようにしましょう。 入力
質問に答えられない場合は折り返しご連絡する事を伝える
お客様は色々な質問をしてきます。して欲しいカットの事、しつけの事、健康状態の事など本当に日々相談を受ける毎日です。特にカットに関しては、これからしなくてはいけない事なので、後回しにはできません。
経験の少ない新人トリマーが送迎先で一番困ってしまう事例ではないでしょうか。そのような時はあわてずに自分が新人トリマーという事を伝えて、折り返しすぐに連絡をいれるようにしますと伝えましょう。
わんちゃんがお店に着くと、わんちゃんの状態を見ながら先輩トリマーが適切な回答をしてくれますので、より的確に伝えやすくなります。
この時の注意は、「折り返しの連絡は着いたらすぐ」です何かの作業を先輩トリマーがしていても事情を説明してすぐに電話をしてもらいましょう。何事も後回しは禁物です。その他の質問に関してはお返しの時で大丈夫なことがほとんどですので
優先順位を間違えないようにしましょう。



質問された事はメモをして、お返しの時にしっかり回答できるように準備しておきましょうね。
お客様がでかけてしまう場合などは、すぐにお店に連絡をし、先輩トリマーに伝えてお客様に電話対応をしてもらう
トリミングの送迎は朝早い事が多いので、お仕事に出るお客様もいます。トリミングオーダーでわからない事があった場合、お店に着いてからでは間に合わず、結果わからないまま作業を進めるのはちょっと怖いですよね。
そのような時はその場でお店に連絡し、お客様と直接話せるように話を進めましょう。この場合の解決策はこれ一択です。自己判断は後々大きなミスにつながりかねません。自分も安心ですし、お客様も安心です。
お店に戻ったら対応してくれた先輩トリマーとお客様のやりとりを確認していくと徐々に自分でもコツや知識が増えて自分でも対応できるようになっていきます。



慣れるまではどんどん先輩トリマーを頼りましょう!次に新人トリマーが入ってきた時にはこの経験や、対策などを教えてあげる時が来ます。
一緒にがんばりましょうね!





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