
子犬だとまだトイレが上手くできなくて臭いが付いたり、ふやかしのご飯で顔回りが汚れたりと結構日常生活で「シャンプーしたいな・・」と思う場面が出てきます。しかし、初めてのシャンプーとなるとちょっと不安ですよね。ここではそんなお悩みにお答えします。もちろん自宅でも出来ますのでこの記事を最後まで読んで下さいね。
この記事でわかる事
- 初めてのシャンプーはいつ頃からか(自宅とトリミングサロンで違います)
- シャンプーが出来ない時期のお手入れの仕方(部分的お手入れ方)
- シャンプーに適した温度・シャンプーにかける時間
- 子犬のシャンプーの仕方(全身のシャンプー)
- 子犬に適したシャンプー選び
- シャンプー後の適切な乾かし方と必要な道具
子犬のシャンプーはいつ頃からできる?
生後2か月頃から可能です。この頃に1回目のワクチン接種が始まります。ワクチン後2週間程あけてからならお風呂に入れても大丈夫です。ただし、自宅の場合です。
自分でシャンプーするのが不安だからトリミングサロンで・・・と思う方もいるはず。ですが、トリミングサロンに連れて行くのは問題があります。
一日に何頭も出入りのあるトリミングサロンにまだ1回目のワクチンを打っただけの子犬を連れて行くのはNGです。
子犬の免疫力もまだ弱いので病気や感染症を引き起こす原因になりかねません。どうしても自分では不安という事なら
部分的にシャンプーをするか、ドライシャンプーを使って清潔にしてあげましょう。
トリミングサロンでお願いする場合は、各種ワクチン予防(混合ワクチン・狂犬病ワクチン)やノミ・ダニ予防を行い、
ワクチン接種後2週間後あたりからにしましょう。(この頃は生後3~4か月)



トリミングサロンに初めて連れて行くときには事前に注意事項を確認しておくと安心!
シャンプーができない頃の子犬のお手入れ方法(部分的なお手入れの仕方)
まだトイレが上手にできなかったり、ふやかしごはんでウンチが柔らかかったりする事もあり、お尻や足の臭い・汚れが目立つ事でしょう。部分的にシャンプーをする時には以下の事に気を付けて下さい
この頃のお手入れ方法は主に部分的なシャンプーか、部分的なドライシャンプーか、ウェットシートや蒸しタオルなどで対応します。この3つの選択の中で注意して行うのが「部分的なシャンプー」です。
- シャワーの水量(音・近づけすぎると怖がる)
- 暴れてしまう時があるので保定に注意
- お湯の温度(37℃~38℃)
おけがあれば、おけにお湯をためて手で体を湿らせます。シャンプー剤は、先に泡立てネットで泡立てておくとスムーズです。汚れが落ちたのを確認したら素早くすすぎをして終了です。もしシャワーを使うのであれば、水圧にビックリしてしまう可能性があるので、弱めにして下さい。



シャンプーも始めが肝心で、怖い思いをさせると「トラウマ」になってしまう事も・・・優しく声をかけながら素早く終わらせましょうね。


シャンプーに適した温度・シャンプーにかける時間
前にも書きましたが、シャンプーの時の適温は37℃~38℃です。とは言え毎回シャンプーのたびに温度を測るなんて無理ですよね。大体の感覚ですが、「人肌よりちょっと高め」という風に覚えてもらえれば大丈夫です。
シャンプーにかける時間も2~3分で済ませましょう。子犬なので、とにかく「手早く!」です。



ウンチなどがお尻について固まっている時は指で揉みこんで取れやすくすると簡単に取れます。固まっているのを無理に引っ張ったりすると子犬が嫌がって暴れたりするので優しく取ってあげて下さいね。
子犬のシャンプーの仕方(全身のシャンプー)
全身のシャンプーもこれまでの注意点と同じですが、お湯をかける順番に気を付けましょう。頭からお湯をかけるのはNGです。怖がらせないようにお尻の方からお湯をかけていってください。
頭は鼻にお湯が入らないようにとても気を使うところです。この時にオススメなのは「スポンジ」です。柔らかい物を選びましょう。スポンジに水分を含ませて、少しずつ水分を出すようにすると子犬も怖がらずにやらせてくれます。
全身のシャンプーは子犬にも負担がかかります。疲れてしまって体調を崩す事もあります。全身のシャンプーは5分以内に
終わらせるようにしましょう。



シャンプー後のすすぎは丁寧に!(シャンプーやリンスのすすぎ残しがあるとフケ・皮膚炎の原因になります)


子犬に適したシャンプー選び
メーカーやおすすめなど色々ありますが、早々にシャンプーを用意したい!と思っているならシャンプーの容器に
子犬用(パピー用)・低刺激・アルカリ性と記載されてればほぼ問題なく使用できます。それ以外はダメという事ではありませんが、お店には沢山のシャンプーが売っています。沢山ありすぎてどれがいいのか悩みますよね。そんな時にシャンプーを選ぶ参考になるはずです。
汚す事が多い子犬なら「毎日洗えるシャンプー」という商品があるのですが、こちらもオススメです。本来犬は毎日洗う事はありません。体に必要な皮脂まで取れすぎてかえって皮膚を悪くしてしまいます。子犬なら尚更です。
部分的なシャンプーにはこのような皮膚に刺激の少ないシャンプーを選びましょう。



子犬を購入したペットショップや、ブリーダーさんに今まで使ったことのあるシャンプーを聞くのもいいですね。
シャンプー後の適切な乾かし方 と必要な道具
シャンプー後にはドライヤーで乾かしますが、表面だけ乾いた状態で終わりにしてしまうのはよくありません。
被毛の下の湿気で蒸れて皮膚病の原因を作ってしまいます。ドライヤーをかける前にタオルで水分をしっかり取ると
ドライヤーの時短になります。いくつかのコツと注意点がありますので参考にして下さい。合わせてドライヤーの時に用意しておく道具があります。これからずっと使う物になるので用意しておきましょう。



ぼくたちドライヤーの音にもびっくりしちゃうから優しくなだめられながらだと頑張れるかも!



ドライヤーを嫌な事と認識させないようにおもちゃや、おやつなどを上手に使いましょうね。
ドライヤーで乾かす時に必要な道具
- ドライヤー
- スリッカーブラシ
- コーム
ドライヤーはペット用に使いやすく作られているのがありますが、とりあえずは家庭で使っているので大丈夫です。
スリッカーブラシとコームは犬用のを用意しましょう。



私が普段仕事で使っている物です。探すのに迷ったらこちらを選べば間違いないです。高い物は必要ありません。



道具がそろったら早速ドライヤーで乾かしましょう。
子犬の場合、ひざの上に乗せて乾かすと安心するのでそれも一つの方法です。ドライヤーは20センチ程離して風をあてていきますが、始めはびっくりしますので子犬から大分離れた位置でドライヤーをつけて、子犬が慣れてきたら少しづつ近づけていきます。
子犬の場合、体が冷えて低体温になることがあります。お腹のあたりから風をあてて乾かし、次にお尻の方から風をあてていき顔は最後にします。風をあてながら同時にスリッカーブラシで被毛の根元の方に風が行き届くようにとかしながら乾かします。そうする事で表面だけ乾いた状態にならずにすみます。
乾かしながら被毛をよく見ているとふわっとする所としない所がわかりますので、ふわっとしたらその部分は完了です。そのようにしてどんどん乾かしていきます。早く乾かそうと全体に風をあてていくと乾かしムラが出ますので注意が必要です。
コームは顔や、毛のもつれを軽くとくのに使用します。目の周りは危ないので指で乾かして下さい。耳のフチはスリッカーブラシの力加減に注意して下さい。フチから出血する事があります。不安な時はコームと指で乾かして、乾いてきたらスリッカーブラシで毛流れを整えます。
乾かしが完了したら冷風に切り替えてクールダウンさせて終了です。



シャンプー後の子犬は緊張と疲れでぐったりしてしまう事があります。全ての作業は素早くし、終わったらゆっくり休ませてあげましょう。



シャンプーをする日は子犬の体調がいい時にしてあげようね

